スキャンが3枚、メールで届いた契約書、そしてレシートの写真。ところがアップロード欄が受け付けるのはファイル1つだけ。
結合は簡単そうに見えます。書類が6つあって、しかも急いでいる — 順番はばらばら、1つは横向き、1つはパスワード付き — その状況になるまでは。1分で終わるか半日つぶれるかを分けるのは、道具が束ごと受け取れるか、1ファイルずつしか受け取れないかです。
束ごと1回で結合する
PDF Combinerは、この作業を1画面に収めます。全部を放り込み、順番を決めれば、書類が1つ出てきます。iPhone・iPad・Macで同じ画面です。
- 1
「PDF を結合」を開いてファイルを選ぶ
選べるのはPDF、スキャナ、写真です。書類を1つずつ足していくのではなく、束ごと一度の選択で取り込んでください。必要なファイルをタップするか、**「すべて選択」**を使います。
- 2
ドラッグで順番を決める
ファイルは、システムのファイル選択が渡してくる順にリストへ並びます。これはタップした順とはめったに一致しません。項目を長押しして正しい位置へドラッグし、不要なものは左にスワイプして外します。**「追加 +」**は書き出す直前まで、いつでも新しいファイルを受け付けます。
- 3
ロックされたファイルを片づける
パスワードで保護されたPDFにはリスト上で鍵マークが付きます。タップしてパスワードを一度入力すれば、そのまま列に加わります。保護を外して別のコピーを保存しておく回り道は不要です。
- 4
「書類を結合」をタップする
束全体でエクスポートは1回だけ。結果画面ではどこかへ送る前にファイル名を変えられ、そのまま保存も共有もできます。結合した書類にまだ手を入れる必要があれば、次のツールへそのまま渡せます。
先に知っておくとよい点が1つ。**「スキャナ」**は同じ選択画面の中にあります。紙にしか存在しない署名済みの1枚は、カメラ→「写真」→「ファイル」という別の遠回りをせずに、束の中へ直接スキャンできます。
すべて端末内で処理されます。結合は機内モードでも動きます — 束の中身が賃貸契約書、検査結果、パスポートのスキャンであるときに効いてくるのはここです。
ページサイズがばらばらなとき:書き出す前に揃える
結合したPDFは、元のファイルそれぞれのページサイズをそのまま保ちます。A4の契約書、次にレターサイズのスキャン、次にスマホ写真から作ったページ — できあがった書類は3回幅が変わります。印刷では余白が跳ね、画面ではページごとに拡大率を直すことになります。
**「ページ幅をそろえる」**のスイッチは結合画面の上部にあり、書き出すときにすべてのページを同じ幅に揃えます。結果を印刷に回すとき、あとで別の結合に使うとき、スマホで読む相手に渡すときは、入れておく価値があります。
標準機能でできること
Appleの両プラットフォームともPDFを結合できます。2つのファイルなら、いちばん近道です。
iPhoneとiPadでは、「プレビュー」がiOS 26からこれに対応しました。最初のPDFを開き、ページ数の表示をタップしてサムネールを出します。表示が見当たらないときは、ページ上で2本指を近づけるか離してください。次にサムネールを長押しして**「ファイルから挿入」を選びます。同じメニューには「空白ページを挿入」と「ページをスキャン」**があり、長押ししてドラッグするとページを並べ替えられます。
Macでは、結合したいPDFを開き、それぞれで**「表示」→「サムネール」**を選んで、片方のサイドバーからもう片方へサムネールをドラッグします。Commandキーを押しながらクリックすれば、連続していないページもまとめて選べます。書類を丸ごと足したいときは、Finderからアイコンをサイドバーへドラッグします。
上限はどちらも同じです。「プレビュー」は開いている1つの書類を中心に作られています。ファイルが増えるたびに、長押しがもう1回、「ファイルから挿入」がもう1回、ファイル選択の往復がもう1回。しかも束全体を一度に見渡せる場所がありません。2回なら問題ありません。6つ目になると、どれをどこに入れたか分からなくなります。
結合しても小さくはならない
結合中に再エンコードは行われないので画質は落ちません。ページはそのままの姿で移ります。ただし、小さくもなりません。914KBのポートフォリオと1.35MBのレシピ集を実際に結合したところ、出てきたのは1.7MBの書類1つでした。フォントが共通だったぶん合計をわずかに下回っただけで、「小さくなった」とは程遠い結果です。
メールサーバーの上限はたいてい20〜25MB前後です。結合したファイルが跳ね返されたなら、それは圧縮の話であって、ページの中身の問題です。結合そのものの問題ではありません。
写真とスキャンを同じ書類に
レシートの写真がメールの契約書と同じ書類に入ることは十分あります。ただし写真がページになるときには、PDFでは要らなかった判断が必要になります。そのページのサイズをどうするか、画像でページを埋めるか、結果がどれだけ重くなるか。これは独立した話題です。PDFとJPGを1つのファイルにまとめる方法は別途扱います。
結合したあとに
スキャナから出てきた束には、たいてい片づけの工程が1回必要です。両面スキャナが片面原稿ごとに付ける白紙の裏面、横向きで入ってしまったファイル、先頭に来るべき表紙。結合してからまとめて直せば、直す書類は5つではなく1つで済みます。ページの削除・回転・並べ替えは別の記事で扱います。逆方向、つまりPDFを個別のファイルに分割する方法も同様です。
同じような手順の記事はPDF Combinerのガイドにまとめてあります。